『創藝舎』 訪問

こんにちは。事務局の雄大です。

僕もひーどんと一緒に、『祝の島』上映に関わる遠州の方々を、ブログで、なるべく紹介していこうと思います。

7月18日海の日は、山の中へお越し下さい! 
森町三倉の創作家具ギャラリー『創藝舎』で上映会をしていただきます。

日曜日に、助産師の上島さんと訪問させていただきました。
上映会の事務局をはじめたおかげでに、遠州の面白い所にたくさんいくことができます。
映画とつながりに感謝!

『創藝舎』 訪問

『創藝舎』 訪問

『創藝舎』の主は入澤さん。

入澤さんは、大手電機メーカーで、海外工場設立の仕事をしていらっしゃった。
30歳からの20年で、アメリカ、南米、ヨーロッパにたくさんの工場を作った方。
工場を担っていく『人』を育て、現地の人たちだけでやっていく目処がついたら次の国へ。50歳で会社を辞めた。

入澤さんが外国でたくさんの工場を作っている間に、日本の山は力を無くしていった。
8年前から森町の山奥の朽ち果てたで木材工場を買い、家具を作りながら、ギャラリーとして再生していく仕事にとりかかった。

『創藝舎』は自然の中で遊び、学ぶところ。
「若い人が、どんどんここを使って遊んでほしい。俺はその手伝い。それしかやることはないんだ。」
薪の露天風呂。隣を流れる川の遊び場。その他たくさんのプロジェクトが進行中だ。

ガリガリと壁に取り付けられたミルで豆をひいて、エスプレッソを淹れていただいた。

トイレには、世界、日本のの智慧のある言葉が貼ってあり、「ガンジーの7つの社会的罪」もそのなかに。

1.理念なき政治 Politics without Principles
2.労働なき富 Wealth without Work
3.良心なき快楽 Pleasure without Conscience
4.人格なき学識 Knowledge without Character
5.道徳なき商業 Commerce without Morality
6.人間性なき科学 Science without Humanity
7.献身なき信仰 Worship without Sacrifice


『創藝舎』 訪問


庭をみせていただいた。

今年はブルーベリーの苗を植えたところ。あと、8年も経てば、ジャムが作れる。
バラの苗を円を描くように植えて、空に向かって伸ばしていく。10年も経てばバラのあずま屋ができ、中でティータイムを楽しめる。

木とつき合うことを選んだ入澤さん。機械つくりよりも少し気の長い仕事だ。
20年間の海外でのくらしのなかで、場を育てる事も、人を育てることも、木と同じくらい時間がかかるということを知ったからなのだろうか。10年たてば、入澤さんは70代なかば。

入澤さんの庭を一緒に歩いていたら、
カリフォルニア・シエラネバダの森を見守りながら暮らしている詩人・ゲーリースナイダーの詩の言の葉、「Siense walks in beauty」という一節を思い出した。

『科学は美の中を歩く』。
かつて日本の技術を海外の人たちに伝えた入澤さんが、今度は三倉の山の中から日本を再生していく。
入澤さんの、100年先への種まきはもう始まっている。


祝の島上映会@創藝舎

18:00〜 1500円
飲み物、食事はもちよりでお願いします。


〒437-0208 静岡県周智郡森町三倉3408-1
http://www.geocities.jp/sougeisha3408/

ご予約は入澤まで 090 7866 3586 

『創藝舎』 訪問



2011年07月13日 Posted byひーどん at 07:33 │Comments(0)

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